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甲鉄城のカバネリ

amazonプライムシリーズ「甲鉄城のカバネリ」 


amazonの評価は 231件のレビューの内 星5が50% 

シュタインズ・ゲートが193件中77% なので50%となると

それほど高い評価ではないように見えるけど なかなか面白かった 

原作なし、スタジオ制作のダークファンタジー だから世界設定の広さ深さが浅い 

そのあたりラノベの妄想世界とは違うね

世界設定の広さ深さが浅いって書くとなんのことかわからないかもしれないので、何が言いたいか説明すると

設定の広さと深さで両方でダントツに凄いと思うのは、

十二国記


もうあれは変態の域に達していると思う

仮想1国でも鼻血が出そうなのに

12国もあるなんて登場人物何人いるのか判らない、僕だったら話作る前に登場人物を全部覚えられない(≧▽≦)

しかも設定も物凄い、その世界の成り立ちとか物凄くて物語で出てくる神話も作っちゃうぐらい

物語中で使う言語まで作っちゃった人いたと思うけどそういう類の人って頭おかしいよね、いい意味で

そういうおかしい人たちの中でも極めた変態が士郎正宗


設定の深さが深すぎる

深すぎて漫画読んでも意味がわからない、注釈大杉(笑

バイオロイドと人間と義体化とかいう設定が緻密すぎてゲロが出そう

とまあ、原作ありきのアニメには

設定の広さ(人物設定や国の成り立ち等環境の設定)

深さ(その世界を形作る基本技術から日常使うものに至るまでの設定)

があってスタジオ制作だと概ねかなわない

だって、スタジオ制作は設定考えている時間も制作費の一部だろうから、限られた予算では限界もあろうというもの

とどの詰まり監督とかスタッフが自分のアイディアを持ち出さないとだめだから、それは無理ゲー

持ち出すんだったら小説かくわな普通(笑

そういった世界設定の狭さ浅さをカバーするためにスタジオ制作のアニメは後半やたら話を大風呂敷にしたがる傾向があると思うんですよね

やれ、世界が滅ぶとか、人類の危機とか、まあ個人的には疲れます

反面、原作に縛られないのでメリットもあります

そういう風な印象を持っています、僕は


さて、では甲鉄城のカバネリはどうなの?というと

まず設定については、よくあるゾンビ話で特段新しいことはないっす

大体1話で50%、2話でほぼ100%の設定が理解できます

ゾンビ設定という固定のイメージがあるので、屍姫みたいにストーリーを多少ひねって難しくしても良さそうなもんだけど

結構単純でわかりやすい設定、裏設定もそんなに多そうじゃない 

まあ、簡単すぎて評価が低いかもしれないけど、個人的はこの割り切りは嫌いじゃない、よく思いきれたな(笑

時代劇の感じ取り入れているので勧善懲悪を意識して単純な面白さを狙っているのかもね

そして原作に縛られない強みかもしれないけど、時代劇チックな登場人物とスチームボーイみたいな産業革命時代の雰囲気に加え効果的な洋楽のバックミュージック

抜群のセンスを感じます(≧▽≦)

話のテンポもいいし話数も適切 

それでいて後半の話の発散(人類が滅ぶとか)そういうところまで一定なにのもいいですね

制作会社の手腕ってことでしょう

そういえば最近、新旧たくさんのアニメ見ているけど 

技術的にすごく進歩したなと思うのが話のテンポ

ちゃんと伝わっるのに尺を縮められる

一番驚いたのは、ヒナまつり

15分ぐらいの内容が、昔だったら20分以上かかっていると思う 


具体的にどうやって尺を縮めているのかはわからないけど あれは間違いなく技術だと思う 

 アニメは奥が深いっすねぇ(≧▽≦)

ところで、作中キャラが美樹本晴彦さんっぽくて美樹本一派の人かな?

と思ったら本人でした(笑 

(マクロスで有名な人ね、念の為) 

え?まだ現役?って思って調べてきたらまだ還暦前 ちょっとびっくり、

駿さんと同世代かと思っていた(笑 


写真さがしたら確かにお若い!そういえばマクロスのときも若いと話題になっていたっけ?もう30年以上前のお話

しかし、僕なんかが30年経って絵を見てああ、美樹本さんっぽいって思えるぐらい世の中に影響を与えた人ってすげーと思います


というわけで甲鉄城のカバネリ

制作会社の技術が光る面白いアニメでした

ダークファンタジー好きにはお勧め