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黄金コンビ 矢立肇、高橋良輔がひさびさ創った中途半端にリアルすぎるロボットアニメ、ガサラキ


amazonプライムシリーズ ガサラキ

ロボットアニメの金字塔のボトムズを創った 矢立肇、高橋良輔コンビ再び

 レイズナーから、13年後ということで話題となったみたいだけど 

ちょうど今半分ぐらい16話見た時点で見るのやになった

原作は決して悪くない 、話はよくできていると思う 音楽も素敵

絵もきれい

でも、わかりにくい、兎に角難解 

16話のセリフの一部を抜き出すと 

傀儡の縁起は故ガサラキ、エンライとなって現れ、神言ごとに滅す しかして、カイもまたハラエツごろとなりその命をガサラキに捧げる 

ここだけが難しいわけではなく、ずっとこんな感じ 今のセリフ三分後も こんな感じ

トリベノのそう地?渡辺の軍勢で恐れるは唯一あの鬼神のみ この都において鬼神を迎えるは唯一ものいみのち、鬼神を射るムエンのサカイであるトリベノのみ 

もうね、何を言っているのか分からない 

英語もワンセンテンスにわからない単語が5個も出てくると解読不可能になる 

ガサラキもセリフに解読不能の単語が交じるのでかなりしんどい特に古語が入る部分はなおさら 

多分、これはこのアニメの2年前に放送された エヴァンゲリオンが悪いんだと思う 

あんなわかりにくい話が絶対的な支持を受けるんだから、ある程度複雑な話が受ける

ここまではいいだろうと、線引を見誤ったんじゃないかな? 

兎に角、難しい話をもっと難しくした脚本家と演出家の責任は重いと思うな

と、ここまでが16話まで見た感想


最後まで見た所....

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 以下ネタバレ ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓








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脚本がいまいち

僕は割と作業しながらアニメを流し見するので、特に難しい話は苦手なんですよね

それでも今まで難しくて理解できなかった作品は殆どなかたんだけど

ガサラキについてはほとんど理解できなかったです

物語の中心にガサラキと嵬(カイ)という謎があってそこを中心に話が進むのかと思いきや

途中で西田老人が起こすクーデターに話しの中心が割かれ

更に、難しい軍事用語とかに尺が吸われ非常に情報量が少ない話になっていたんですよね

はっきり言って残念な脚本


ヒロインと主人公が残念

情報量が少ないことと、主人公とヒロインの感情が不明瞭

ここもいまいちポイント

例えばボトムズのキリコはなぞの女フィアナを追っているるうちに自分自身の謎に気がつくというはっきりした流れ

レイズナーのエイジは、異文明のメッセンジャーとして登場し、そのうちにレイズナーの謎、革命に巻き込まれるみたいな感じで都度都度、目的がはっきりしている

それに対し、主人公のユウシロウはまったくしゃべらない、何考えているかわからない、目的も謎

かろうじて僕は道具として利用されてきた

と言っているだけ、どういうことからそう思えるのか説明が足りない、だから気持ちがつかめない

主人公の周りを取り巻く環境も納得できない

主人公のユウシロウは民間人のまま陸上自衛隊に所属するんだけど

度々脱走、説明んも無い暴走、隊の規律など無視、やりたい放題

それでも自衛隊は、除隊せずに使い続ける

それ自体かなり無理がある脚本

ヒロインのミハルについても同様

兎に角設定は良くても、登場人物の行動が理解できない

そして物語の後半にヒロインと主人公が置いてきぼりに

後半の主役は西田老人


後半の設定が中途半端にリアル

しかも物語の後半も中途半端にリアリティを追求したためにボロボロ

例えば、物語の後半の中心はアメリカの穀物輸出停止に

日本がアメリカ国債を売るりクーデターを起こすという、実際には不可能なトンデモ設定

時期も時期、ちょうど同じ様なことが今中国とアメリカで起きているんだけど、それを当てはめると如何にありえないかということがわかります

例えば、日本を追い詰めるためにアメリカが穀物輸出停止しているけど、それは逆効果

やるなら輸入、つまり自動車の輸入完全停止

これで日本は詰まる、大混乱間違いなし、要は輸出ではなく輸入をいじらないとだめ

アメリカが穀物輸出停止したところでアメリカ自身が困るだけ

さらに、アメリカ国債全部売るとか出てくるけどこれも間違い困るのは日本

そもそも全部売るには買い手がつかないはずなので実際は起こりえないハズ

売買というのは売りたい買いたいがマッチして値段がつくもの日本の100兆円とか言われている国債を全部売れるわけがない

せいぜい10%、20%ぐらいだけど

でも、実際はそのぐらいでも債券市場は大混乱すると思う、いや売るって脅しただけで十分

けどアメリカの経済破綻はありえない、破綻するのは日本

仮に大量に売られたところで、日本が全部売る前にアメリカ国債暴落するハズ

そうなると、日本が売り切る前に日本保有の国債が毀損しちゃう

つまり、仮にアメリカ国債が50%毀損したとすると50兆円ぐらいの日本の資産が軽く吹っ飛ぶ計算

しかも、FRBがある程度、買い支えられるだろうし他の国も買うはず、暴落したところですぐリバウンドするはず

更に日本の為替がぼろぼろになって輸入できなくなって穀物輸入できなくなる可能性も

つまり、損するのは無理して売る日本だけ究極の愚策でありました

すべてを見通す西田老人お間抜けすぎ

ま、実際はどうなるかわからないけど

国の経済は生き物なので計算どおりにはいかないんだよね、そもそも論として、ごにょごにょ

ちょうどタイムリーに国際社会での二国間の経済戦争は十分ありえて、驚異となっている今こそ

20年前にそういう話を書いたことは凄いと思うけど、詰めが甘い惜しい、残念な感じ

ま、さておき、だいたいそういう経済の話ロボットアニメに導入してもぜんぜん面白くないよね、個人的には


でも設定はやっぱり面白い

とまあ、中途半端なリアリティを追求したために駄作になってしまったアニメだと思いました

ただ、ホント原作は悪くないんですよ

本編見ていると全くわからないんだけど

ガサラキというのはなんと異星人が創ったスーパーコンピュータらしい

遠い昔、地球に来た異星人が自分の思考をコンピュータに移植して月に設置

賢くて強い人類を遺伝子操作で作り、その人類に自分の意識を移植しようと計画した

その器が嵬

そして、ガサラキを呼び出して異星人、もう神様みたいなもんだと思うけどその意識を移植するのが例の儀式

とまあこんなお話

こういうぶっ飛んでいる設定好きなんだよね、ファンタジーっぽくてね

でもね、見ているだけだとさっぱりわからんわけですよ


色んな意味で残念

前も書いたけど2000年近辺のアニメって面白くないのが多い気がする

原因はヱヴァンゲリヲンではなかろうか?

当時、宮崎駿監督がヱヴァンゲリヲンを見て日本のアニメはダメになると言っていたけど

なんとなくわかる気がしました


個人的には、ロボットと政治の話を取っ払って、1クール全部ガサラキだけの話にしたほうがわかりやすくて良かった気がするんだけど

矢立肇、高橋良輔コンビファンの自分としては本当に残念


矢立肇、高橋良輔コンビのSFまたみたいなぁ....(。>﹏<。)