SpiQeソフトウェアは高い技術力で

高速開発・短納期・低コストを行う

福岡のシステム開発会社です

DARKER THAN BLACK=HEROES(ヒーローズ)+ミッション・インポッシブル?


※ この記事はネタバレしません

これは僕の好み、手放しで面白かったTVアニメです

10年も前のTVシリーズで、今まで見ていなかったんですけど

アマゾンプライムでありがたく見させていただきました

そしていつもの通り、今更のレビューです(≧▽≦)


個人的な印象は、設定はアメリカ連ドラのHEROES(ヒーローズ)、脚本はトム・クルーズのミッションといったところ

映画のジャンルは、サイエンス・ファンタジー、SF(サイエンス・フィクション)じゃないですね

実現不可能な上、裏付けとなるような科学的解説もまったくなく

今こんな世界になっている、理由はわからない

そういったまま、物語が終わってしまいます

これは個人的にありがたいです

本来サイエンス・ファンタジーであるべきところを無理やりサイエンス・フィクションに持っていこうとして理屈っぽくなっている物語はいくらもあります

一切説明しない潔さは心地良いです


さて、内容ですけど、数式で書くと

HEROES(ヒーローズ)+ミッション・インポッシブル *1.5

ぐらいの面白さ、個人的にね

HEROES、ミッション・インポッシブルより面白かったです

HEROESより面白かったところは、同じように能力者が出てくるんですが能力が全面に出ていないところが程よい塩梅で良かったです

あまりにも強い超能力、超能力に偏りすぎた感じがあると感覚的に現実感がわかないんですよね

例えば、よくある変身能力

HEROESのサイラー、X-MENのミスティークとかどんどん変身しちゃって話をかき回します

脚本家は楽なんでしょうかど、見てる方からすると、先回りしちゃってこいつは実はあいつの変身だね

みたいに面白さが半減するし、さらに現実感も薄れてしまいます

対して、DARKER THAN BLACKでは超能力を発揮する人はそれに対する対価を払わなくてはいけない

それは軽いものから重いものまで能力(個人)によって様々という設定

対価が大きい変身には限度があるし脚本上も丁寧に作られていてバンバン変身させたりしないわけです

これがお話をぐっと引き締めていると思います

実にうまいなぁ

唯一の例外はある意味主役のヘイなんですが、まあ主役なんでいいでしょう、まあそこが味噌だしね(笑


そしてその脚本

類似しているミッション・インポッシブルと比べるとこの対比は面白いです

組織からミッションを受けて実行するというお話は同じなんですけど

その実、まさに陰と陽かなりの差があります

トム・クルーズはスーパーエージェント

アメリカ的で強く、かっこよく、スマートで正義のために働き、だからこそ自信たっぷり

DARKER THAN BLACKの主役のヘイはとにかく真逆

そもそもが最強の殺人マシーンですから

普段は冴えない留学生、おどおどして口数すくなく自信なさそう、謎の組織から殺人を命令され粛々とこなすだけ

でもね、どちらがキャラクター的に魅力があるかというと僕は圧倒的に後者、ヘイですね

そもそも影のある主役のほうが日本人らしくていいし共感もできるというもの

普段はだめでもスーツ着ると強いといえばあちらさんのお国ではスーパーマンが有名ですが

やはり自信たっぷりなんですよね、あれはあれでいいですけど(笑

個人的に強くて影があるってのは単純に好きですねぇ

ああ、そういえばボトムズのキリコとかもこういう感じ、アメリカンヒーローにはなかなかいないですよねぇ


さて、物語の構成は二話完結方式でシリーズ第一作のはじめの二話、ここに世界観と脚本方針みたいなものが凝縮されていると思うんですけど

ちょっと設定が突飛すぎてはじめ少し見ている側が置いてきぼりを食らう面もあります

でも、適度な謎、伏線がなめらかにつながる緻密な脚本はやっぱり凄いな


それにしてもアニメ作品って大昔は監督の鶴の一声で多分作られたのだろうな、というような

ある意味画一的なところがありましたけど、最近の作品てチームで作ったというか

たくさんの感性、視点が混ざったようなところがあってあきさせない所が良いですよね

具体的には、ちょいとしたサブキャラの配置が明らかに振れ幅が大きいというか、そういうところ

第一作ではこのサブキャラ、とにかくかわいい(≧▽≦)

暗くて息が詰まりそうなところをうまく緩和してくれます


第二作ではこのキャラ、まんまゴルゴやん!(笑

これまた堅物ばっかりの警察の中でちょっとした救いになっています


それにしても遊び心の振れ幅ひろっ(笑

本筋には全く関係ないんですけど、こういうところは個人的に好きですね

料理とおんなじで、なったくおんなじ調子だと疲れすぎますから


この作品は配給会社制作だから特にそうなのかもしれませんねぇ

最近見た刻々のように原作ありきだと登場人物が画一化してしまう傾向があるように思います

もっと配給会社主体で作品作ればいいのに、なかなかリスクを取れずに安定した原作系のアニメ化に走るんでしょうね、残念


DARKER THAN BLACKはシリーズは2作品、外伝、漫画とありますが

どちらもはじめの2作の間を埋める作品なうえ、はじめの二作も脚本が小さい日常から世界が破滅?みたいなスケールまで緻密にスケールアップしている関係で続き物の次作は非常に作りにくいと思います

ストーリー設定的にはどんどんお話が作れちゃいそうな気がしますが、作り手の事を考えるとあれだけ丁寧に作ったのでシリーズ化して雑にしないようにするにはかなり難しいと思うかもですね

やったとしても話数をへずるしかないかと、そんな感じなのかなぁ

第一作目をストーリー中心ではなく人物中心に作ると長く作れたのかもしれませんけど、ほんと何が当たるかわからないし造り手って大変なんだろうな


とにかく良作ですね、アマゾンプライムありがとう(≧▽≦)